肩関節の脱臼・亜脱臼
症状
肩関節は様々な動きをする為、同時に肩関節の不安定性を持ち合わせています。投球動作のような腕が肩より上方にあがり、振りかぶった姿勢の時に特に大きな力やストレスが肩にかかることで脱臼はよく起こります。その殆どは上腕骨が前方にズレる前方脱臼と言われています。
脱臼と亜脱臼の違い
脱臼は完全に関節の接地面がズレた状態、異常に肩が落ちた状態が見られます、症状が起きたときから強い痛みがあります。亜脱臼とは一部関節の接地面が残っている状態をいい、肩の位置が通常と変わらないように見えますが、少しでも動かそうとすると痛みを伴います。
治療
ただちにアイシングと圧迫、固定(肩関節に対して)をしてすぐに専門医の診察を受けるようにして下さい。一度肩関節の脱臼を起こすと8割以上が再発するといわれ、関節が不安定になっていきます。カイロプラクティック治療は、関節のズレが治ってから行うことになります。肩関節周囲の組織に対して炎症を取り除く治療や、筋肉群の強化、再教育を行います。保存的治療が望ましいですが、重度の場合は手術療法をおこなうこともあります。