『少年サッカーのチームドクター』Vol.042
私は少年サッカークラブのコーチをしております。小学生対象の本格的なサッカークラブです。週3回の練習と、週末はゲームとかなりハードなスケジュールでやっております。まだ身体ができていない成長期の子供たちですが、練習もハードですし、ゲームもかなり激しい当りがありますので子供たちの怪我は避けて通れません。 頚部痛・腰痛・股関節痛・膝関節痛・足首の捻挫・ふくらはぎ・大腿部の肉離れ等々・・・怪我はつきもののサッカーの現場でも本人や親御さん、それに関係者にとってはかなり頭の痛い問題でありました。日常の練習やゲームで当たり前のように痛める子が続出します。この子たちを早く治してもらえる治療家を探していたところ、ラグビーの国際レフリーの資格を持たれて活躍されていた森先生にお目にかかる機会がありました。その森先生の紹介でカイロ治療の佐々木先生と出会うことができました。 カイロ治療で印象に残った事例として書かせてもらいますとあるゲーム中にドリブルからキックをした瞬間に後ろからタックルされて激しく腰を打ち、立つことができなかった子を車で運んで先生に診てもらったときのことでした。 痛がる子を抱きかかえながらカイロ用のべッドに寝かせました。先生が触診しながら私に「左の骨盤(左腸骨)がこんなにお腹側に捻じれてしまっています。多分、右足でキックして左足で立っていた瞬間後ろから当られたのでしょうね。筋肉に炎症がなければ直ぐに歩けるようになります。骨盤の矯正をしてみましょう」そう言われてカイロベッドで矯正施術を行いましたその間5分もかかっていませんでした。 「ベッドを起こしますから立ってみて下さい」先生にそう言われて子供は恐る恐る立ってましたが、立つことができました。歩くことも問題ありませんでした。 私は、この場面に居合わせて自分の目でこの事実を見たときから佐々木先生に子供たちの治療をお願いしようと決心したのでした。カイロが何よりも早く確実に治る治療だと確信したからです。今では、佐々木先生が私たちのクラブのチームドクターであります。 少年サッカークラブ 前園 篤